教える事で成長する

一度聞いただけで覚えたい場合は、人に伝える前提で話を聞く

コーチや監督などの指導を聞く際に話が長かったりすると、どうしても忘れてしまう事もあると思います。だからといって後から聞きに行くのも𠮟られる可能性があるため不安です。なんとか忘れずに指導内容を覚える方法はないでしょうか。

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設定のお勧めは、自分が頭が上がらない相手

コーチや監督ではなく、憧れの選手の話でもある程度長い話しになると内容を覚えるているのは困難な事ですよね。一字一句こぼさずに話しを受け止めたいと思っていても、普通に話を聞いていたのでは要所要所忘れてしまいます。

そんな時は、今聞いている話を自宅に帰ったら誰かに伝えなければいけないという設定で聞くと覚える事が出来ます。もちろん話しをしている人の一字一句を伝えるのではなく、自分の言葉に変換して伝えなければいけないという制限付きです。

しかも、伝える相手は親や兄弟ではダメです。自分が頭が上がらない相手で、出来れば自分が恐怖心を抱いている相手(怖い先輩や怖い先生など)が理想で、そういった相手には適当な事が言えない恐怖心があるので、聞き漏らさずに必死で集中し話しの内容を受け止めようとします。

この「自分の言葉で伝える」といった制限が鍵です。

そうする事で、聞いたそばから直ぐに自分の中で話しを噛み砕き要点を纏めます。

もうそこまで行けたなら、話しは覚えられていますので安心してください。ただし、これもきちんと伝える相手をイメージ出来なければ効果がありません。

しっかりと頭の中で「この話しをちゃんと伝えないと怒られる」というイメージを作ってくださいね。

スポーツメンタル

言葉に出したら間違いに気づいた

人の記憶の仕方は、現代のスーパーコンピューターを使っても同じような事が出来ないほど複雑で優れた性能を持つ反面、非常に曖昧な記憶の仕方をする性質があります。

例えばランダムに並べられた単語を覚える作業をするとします。ランダムではあるのですがその中に似たような単語がいくつかあると、人は無意識にグループを作りそのグループの中に似た者同士の単語を仕舞うように記憶してしまいます。そして暫くすると仕舞い込んだ単語の事は忘れてしまいグループの名前を憶えてしまうのです。勿論覚える単語の中にグループ名は無いのにです。

これは誰かに実験をさせると直ぐにわかると思いますので、参考までに単語の図を貼っておきますね

スポーツメンタルトレーニング

図、1

やり方は簡単です。

誰かに「記憶力のテスト」として図、1にある単語を数分間の間に出来るだけ覚えてもらいます。

覚えてもらったら一旦別な話を5分ぐらいします。

メントレトレーニング

図、2

別な話が終わったら今度は図、2の中から先ほど覚えてもらった単語にあった言葉を選択してもらいます。

そうすると、殆どの人が当然のように「甘い」を選択します。不思議ですよね。

因みに、この記憶の仕方を「汎化(はんか)」と言い、この「汎化」があるお蔭で人は大きな成功(発明)も重大な失敗(勘違い)もしております。

なぜこのような仕組みになっているのかは後で説明しますので先に、自分が汎化(ジャンル分けして覚えている事)している内容が間違ってないか確認の仕方を教えます。

それは、人に教えてあげる(指導してあげる)事です。

先ほどは教える相手の設定は「怖い人」でしたが、今度は「弱い人(ちびっこなど)」が適当です。ちびっこが相手であれば普段使っている言葉が通じない事が多々ありますので、とてもわかりやすい言葉を選ばなければ伝わりません。事の本質により近づいた内容で、且つ短く、簡単な言葉を使用しなければなりません。

その作業をすると、いままでAのジャンルに汎化して仕舞っていた内容が、実はBだったという事に気づくことがよくあります。

この件に関しては、実際に言葉を口に出し人とのコミュニケーションをとっている時でなければあまり気付く事は出来ません。なぜなら人は会話をしていると脳が活性化し、様々なアイディアや色々な事に気づくことが出来るからです。

ですので、この方法をイメージで試そうと思っている方は、余程のイメージ力を持っている人でなければ不可能だと思います。

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なぜ汎化して覚えるの?

ここからは余談なので、興味がある人だけ読んでください。

文明がここまで発展した要因の一つには、人間特有の「創造性(クリエイティビティ)」と「想像性(イマジネーション)」があり、その性質を生ませるために曖昧な記憶の仕方をしている為と思われます。

例えばPCなどのように単純にどこのフォルダへしまって、必要な時にそのフォルダから直接引っ張り出してきたのでは、それ以上の事は何も起きません。当然ですが、それ以下にもならないので平行線をたどります。

ですが、汎化する事でその記憶が色々な所を経由し、混ざり合う事のないと思っていた記憶と偶然混ざった際に、全く予想していなかった創造性や想像性が生まれるきっかけになっているのではないでしょうか。

なので、ある程度のレベルまでいったアスリートは競技の垣根を超えて様々な競技や、競技とはかけ離れたようなモノまで学びます。

それは、一般人のレベルではAのジャンルとしか思えない事でも、高い次元ではBとも思える事が出来、Bのジャンルに汎化する事で新たな創造、想像が生まれる事を知っているからではないでしょうか。

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