イメージトレーニングの大切さ②

気がついたら試合が終わっていた

攻防の激しい試合、または非常に集中して戦えた試合などの場合は殆ど考えている時間(判断、理解)がありません。 そのため、試合が終わると「もう終わったの?」と感じる事が多いですよね。その理由を少し考えてみましょう!

スポーツメンタルトレーニング

著作者: Dmitriy Sarkisov

考えて判断している時間はない

インターバルがあるスポーツであれば途中で思考することが可能ですが、それでも試合がスタートしてしまえば殆どそのような時間はありませんよね。言い方を変えると、そのような際は考えずに(考えられずに)試合をしていたと言うことになります。よくよく考えると不思議な事ですが、確かに考えている暇はないけれど、試合ではきちんと戦っていたはずです。 なぜそのような事が人間には出来るのでしょうか?

それは人間に「反射」機能が備わっているからです。

「反射」には「無条件反射(脊髄反射)」と「条件反射」があります。

「無条件」のほうは生まれ持った性質で、体の特定の場所に刺激を与えると、脳が身体に動かす命令を出す前に、体が勝手に動く状態の事です。よく見かけるのは膝のちょっと下の辺りを叩くと、膝から下が勝手に上がる症状です。こういった無条件反射は鍛える事は出来ません。

「条件」のほうは後から備わる後天的な反射です。こちらは皆さんが普段のトレーニングで行っている反復練習などにより備わり、一定の「条件」を基に意識することなく体を動く状態に持っていく事を指します。これは後天的なものなので当然鍛えることが出来ます。

この後者である「条件反射」があるからこそ、思考する暇がない試合でもきちんと戦う事が出来るのですが、「条件」を間違えて設定してしまうと反射は発動しません。(動けません)その為、相手に想定外(条件外)の動きをされると反射できず、思考してからしか動けないので対応が遅れ後手になります。

ここが、上級者と一般的なプレイヤーの違いにもなっているといえます。レベルの高いプレイヤーは反射が発動する「条件」の設定値と種類が豊富で、多くの条件に対して適応しております。 一方一般的なプレイヤーは反射が発動する「条件」が少なく、思考する時間が必要なため対応できなくなってしまいます。

では、上級者のように「条件」を増やすためにはどうすればよいのか!?

それは、イメージです。

数々の条件をイメージ(想定)し、それを普段の練習に落とし込み反復練習にて体へインプットしていきます。 実際に体を動かす反復練習の方が辛くて大変な為、反復練習の方が大切だと思われるかもしれませんが、その練習内容を生み出す為には先にイメージしなければなりませんので、どちらも「条件」を増やす大切な要素です。

また、実戦では不可能な事をイメージして反復練習に取り組んでも意味がありませんよね。その為、普段からイメージトレーニングを行い、イメージ力を高めおかなければなりません。

ほかのページでも何度も書いておりますが、「トレーニング」と名の付くものはその場で直ぐに効果が出るものではなく、何度も何度も繰り返し練習をしなければ身に付きません。

スポーツメンタルトレーニング

by:Steve Punter

「条件を増やしても、反射神経悪いと意味なくない?」

スポーツをやっていて「反射」と聞くと、一般的には「反射神経=生まれ持った才能」と思い浮かべるかもしれませんが、実際にそのような神経は存在せず、反応が良い事などを現した名称にすぎません。

反応を良くする為には肉体的条件(筋肉など)と「反射」が発動する「条件」の設定値を上げることで可能になり、それらは全て後天的なもの(生まれた後に備わった機能)なので、全てトレーニングにより向上させる事が可能です。

ですので、今まで反応が良くなく「自分は反射神経が悪い」と思い込んでいた方は、トレーニングによって改善できますので諦めないでくださいね。

MSKメンタルサプリ研究所
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