アドバイスや指導は受け取り方に工夫が必要

感覚は人それぞれ

名選手必ずしも名監督にあらずにて多少触れましたが、名選手などからのアドバイスは独特な表現があり、時として理解しにくい所があります。その為せっかく教えて頂いても理解し難く、結局は一般的に知れ渡った方法に戻る事が多いですよね!

ですが、その一般的な方法の解釈は自分にとって適正であり、自分の動きは解釈通りに動けているか検証していますか?

主観と客観

客観と主観

モノの見解には「客観」と「主観」があり、

「客観とは、第三者が見て感じ取るものであり、スポーツで言えば動画や筋肉の現実のデータから得た情報を基に伝えるのですが、計測・観測した人が実際に身体を動かいしてる訳ではないので、動いている人の意志などは一切関係なく見たままの感想でなお且つ、一般的に理解されやすい表現で伝える事です。

そして主観とは、自分自身が感じている事であり、第三者の目や現実のデータなどにはどのように情報が届いていても一切関係なく、本人だけが感じ取れるオリジナルの感想です。主観は個人差がある為、Aというモノを見た際自分はAという感想を持っても、友人はBだったりと大きく異なる事があります。」

といったのが一般的な解釈になります。

主観に関しては人それぞれというのが定説なので良いのですが、客観が時々大きな過ちを犯す場合があるので気を付けて頂きたいです。上記にも書いておりますが客観とはあくまで周りからの見方であり、動いている人の意志は入っておりません。まあ、教科書などに乗っている客観(基本のフォームなど)は、実際に動いている人の意見も含めた内容になっておりますが、その意見は他人の主観ですよね。

いくら動いた人の感想を聞いたとしても、もしその人が「主観としての意見は全然違うけれど、他人に説明するのには一般的な表現をしないと理解してもらえない、もしくは恥ずかしい」と思っている場合には、教科書のような感覚を言っておこうという可能性も大きいです。

また、自分では(主観)クラブを20度ぐらい寝かせて打つという感じなんだけど、写真や動画でみる(現実のデータ)と5度ぐらいしか寝ておらず、その写真や動画を基に説明をしなければならい時には「クラブは5度傾けて打ちます」というふうに、本人は違う主観を持ちながら、客観の説明をする場合も多々あります。

そして、その客観を聞いた人の中には、その人の主観で5度と思いながら現実にも5度で調整出来る人もいれば、プラスにもマイナスにも大きく変動してしまう人は多くおられます。

それだけ、主観における客観と、客観における主観は大きく異なる事が多いという事です。

スポーツメンタルトレーニング

万人が共通する感覚は存在しない

とある方が遠投の練習をしておりました。

その方のフォームを見たスポーツ科学者の方は窮屈に投げているように感じたので、本人にどのような感覚で投げているのかと質問をすると、教科書通りの返答がきたそうです。

しかし、その教科書通りの投げ方とは上記で説明しておりますとおり、客観の投げ方でありそのように意識して投げる事が全員に当てはまる訳ではない事を、そのスポーツ科学者はしっていたので別な意識の仕方を教えたそうです。

しかもその意識の仕方とは一般的にタブーと言われている意識の仕方です。

結果は見事に距離が延びるどころか、動画でフォームチェックすると理想通りに身体が動いている状態でした。

これは実際にあった話で著書にも記載されている内容です。

写真や動画で行うメンタルトレーニングでも触れておりますが、主観と客観が必ずしも一緒とは限らずむしろズレている事の方が多いのが人間です。これは何もアマチュアだけに限った事ではなく一流アスリートに関しても当てはまる事であり、どのように感じるのかは人それぞれであり、そういったズレの修正が大切です。

一流アスリートの方たちは主観に変換する能力が特に長けておりますので、「どのようにやっているのですか?」といった質問に対してそのまま表現してもらうと「パァーンっと」など擬音系の主観用語が出てくるのも納得できます。しかも、その主観への辿り着き方も人それぞれですので、感が良くていきなりその主観に到達する人もいれば、言語的に理解してそれを積み重ねた結果「パァーンっと」という主観にたどり着く方もおられます。

最後に、例えば一流アスリートのアドバイスが分かりにくいと感じても、客観から主観に変換する能力と、主観を客観に変換する能力はアスリートと指導者の立場によって必要性が異なり、客観を主観に変換する事を主にしているアスリートの方に説明力の有無を求める事が間違っております。

また一流アスリートの方になればなるほど、この主観と客観のズレを体感しておりますので、どのように意識をしているのかなどを求められても困惑されることもあるでしょう。なぜならアドバイスを聞いてきている人と、自分の主観が一緒ではない事を理解した上で説明しなければならず、言ってもあまり分かってもらえない事を伝えるは誰もしたくありませんよね。

気にして聞くとわかると思いますが、常に一流アスリートの方は答えの初めに「私の場合は~」と付け加えております。これは「皆さんが私と同じ事を思って動いても一緒の動きになるかは分かりませんが~」と言っている事と同じです。その事を理解しておかないと、自分の主観とは全然違う意識の仕方で練習に励む事になりますので気をつけてください。

特に一流アスリートの主観は、一流アスリートの研ぎ澄まされた身体ありきの主観です。

客観(現実)にする身体が全く異なるのに、主観を同じに思う事の方がズレているのかも知れません。

一昔前であれば動画を撮影して自身の動きをチェックするのは簡単ではありませんでしたが、今では誰もがスマホで撮影できますので、まずは自身の主観と客観にズレがどのぐらい生じているのかをチェックし、主観をどのぐらい変えると客観に合わせる事が出来るのかを理解するのが上達へのステップになる事でしょう。

メンタルトレーニング

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