長距離ランニングやマラソンを楽にする方法

脳の仕組みを理解すれば辛い練習でも楽しくなっちゃう?

始めに細かい話で恐縮なのですが、人の脳については未だ解読不明な所が数多くあり色々な見解が説ありますが、一般的には左脳と右脳に分けて考えられています。物理的見解として左脳右脳は断定した名称で良いのですが、その場所で担う役割は条件によっては通常とは異なる場合がある事をご理解して頂いた上で、役割についても断定的な書き方をさせて頂きます。

メンタルトレーニング

理想は「ランナーズハイ」

どの競技にしても走る事は重要ですよね。

足腰とスタミナなどを強化させるのには走る事がとても適しており、一見すると必要になさそうな水泳競技の方も走る事はされております。

しかし、その走る事=走るだけの作業は地味で辛く、苦手なアスリートも少なくないと思います。走行距離が長ければ長いほど、苦しさから息が上がり頭の中ではボーっと「早く終わらないかな… こんな時ランナーズハイにでもなってくれないかな…」なんて思いながらひたすら走ると思います。

この誰もが一度は耳にした事があると思いますランナーズハイ。これは一度経験してしまうと、「またあの状態になりたい!!」と熱望するほど気持ちの良いものだと言われております。実際にマラソンにハマるきっけかになるのもランナーズハイを経験した為という方が多いそうで、中にはあまりにも気持ちの良さに、肉体的ダメージを忘れて身体を壊してしまう人が出てしまうほどのようです。

身体を壊してしまっては意味がないですが、もしその状態(ランナーズハイ)に近づく事ができれば走る事に対して無敵だと思いませんか?(繰り返しますが身体を壊すまではダメです)

そのランナーズハイのカギは「エンドルフィン」俗に言う脳内麻薬の物質が脳内に分泌されて起こるものというのが知られておりますが、もしそのエンドルフィンを自在にコントロールできれば怖いものなしですよね。まあ実際にはそこまで都合の良い話は存在しておらず、あくまで可能性、いわゆる仮説(世の中の殆どが仮説)になりますがでエンドルフィンを出しやすい状況に持っていくのは可能だという事です。

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楽しさを感じるのは左脳

左脳の役割として言語を担うのが一般的に知られている事かと思いますが、その他に分析的で論理的、時間感覚の思考も左脳の役割と言われており、ちょっと堅物な感じのする左脳ですが、実は楽しさやお笑いに関しても左脳が受け持っているんです。

約200年ほど前に骨相学のフランツ・ヨーゼフ・ガルと言う人が、左脳の一部に歓楽器官を発見したのは偶然だと言われておりますが、実際にガルが示す場所にほど近い所へ電気信号を送ると、信号を受けた患者はゲラゲラと笑い出したという実験があります。

信号を受けた患者は16歳の重度のてんかんを持つ少女で、一度目電気では近くに医師たちが立っているのが面白おかしく笑い、次の信号では壁にある馬の置物が可笑しくて笑い、さらに三度目には別の事で大笑いをしたそうです。このことから左脳にあるその歓楽器官では、状況に関わらず笑いを作り出す事から、楽しさや笑いを生むのは左脳の役割と言えます。

ですが、笑いに関して全て左脳だけで対処すると、上記の実験のように何についても大笑いしてしまうのですが、そんな事では生活出来ませんよね。実際にお笑い番組などを見ても自分には面白く感じないなど個人差が生まれます。実はこれには右脳が関係しており、左脳が楽しく感じた事に対して右脳がその楽しさを抑える信号を出しているのです。

また、エンドルフィンの生みの親(肉体的疲労でもエンドルフィンは出ていますが)である、ドーパミンは左脳からは多く分泌され、ドーパミンへの反応も強いと言われております。

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辛さを感じるのは右脳

右脳の役割として空間認識や身体に直接命令を出すのを担うのが一般的に知られていると思います。

その他右脳は左脳より情緒的と言われ、特に恐怖や悲しみの感情、また漠然とした悲観主義に関しては強く表れるようです。実際に左脳に脳卒中が起こり、そこまで深刻な障害でなくともまるで人生が終わったかのように落ち込みます。これは左脳がダメージ受ける事で、本来お互いに制御しあっていた関係性が崩れ、情緒最優先の右脳が支配した為と言えます。逆に右脳に脳卒中が起こった場合には、ある意味とてつもない能天気な状態になり、周りがどれだけ引き留めても事の深刻さや状況を理解できないようになり、身体の麻痺や場合によっては失明しても本人は気付かない状態にさえなります。

また、右脳は危険を敏感に察知し、警戒レベルを上げるノルアドレナリンに対して敏感だという研究もあります。

左脳でのドーパミンは障害をものともせず目標に向かわせる「機動力」ですが、それだけだど無鉄砲になってしまうため、右脳でノルアドレナリンが反応し「このまま行っても大丈夫か?」と心にちょっとしたブレーキをかけてくれます。このバランスが均等に取れているのため私たちは日常生活が円滑に過ごせていると言えます。

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自転車のペダルを漕ぐように

上記の左脳と右脳の関係性を考慮すると、ランナーズハイはエンドルフィンの生みの親であるドーパミンを左脳で沢山分泌させ、それを制御しようとする右脳のノルアドレナリンの分泌を抑える事でたどり着ける境地なのではないでしょうか。ですので、左脳を活発化させう右脳を低下させるのが条件の一つになりますが、右脳は空間認知や身体に命令を出す機能を担っておりますので、運動をしながら右脳を低下させるのは難しいですよね。

人間の体の動きには随意運動と不随意運動の2種類あり、随意運動は意識して身体を動かす動きで、不随意運動は心臓やその他の内臓など意識しないで動いている運動です。この不随意運動は主に脳内にある被殻という場所でコントロールしており、一見すると不随意運動を担う被殻は先天性の運動しか受け付けていないと思いますが、反復して後から覚えた単調な動きも請け負ってくれるのです。

例えば自転車のペダルを漕ぐ動きです。

自転車初心者の方や急な上り坂などではダメですが、長年自転車に乗られている方の場合、ペダルを漕ぐ動きは被殻で動かしていると言われます。被殻は左脳右脳どちらにも存在しておりますが、通常の運動よりは右脳を使わずに身体を動かす事になると言えます。

もしその状態の時に、言語的な事を沢山考えたり誰かと会話を続けていれば、左脳は活発になり右脳は低下している状態に近づく事になると思いませんか?

実際にエンドルフィンという一種の脳内麻薬によって得る快感は、走るといった単調な動きで体験されている方が殆どで、初心者上級者関係なく体験する事が可能です。したがって走るフォームや経験はあまり関係なく、意識の仕方が重要なのではないでしょうか?

纏めますと、十分なウォーミンググアップをした後、身体の動き方(走るフォームなど)は意識せず、脳内で誰かとワクワクする会話を続けていく事がランナーズハイへの近道と言えるでしょう。

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