なぜ日本のアスリートは大人になると世界で勝てなくなるのか?

骨格だけじゃなかった、決定的な理由が明暗を分ける。

殆どのスポーツは高身長のほうが有利ですし、俊敏性に欠けなければ体格の良い方が圧倒的にポテンシャルが高いと言えます。

日本人は世界的に見みると、平均身長や骨格などは残念ながらどちらも優れているとは言え無いため、世界で戦うにはハンデがあると自ずと消極的な気持ちになってしまうのも仕方のない事かも知れません。

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TOPプレーヤーが必ずしも高身長で優れた骨格の持ち主という訳ではない

バスケバレーボールの最高峰NBAにしても、野球の最高峰メジャーリーグにしてもTOPプレーヤーだからといって身長が一番高いなどの共通点はありません。もちろんそれなりの平均的な身長や体格はしていますが、先天性による個人差でその地位までたどり着いた選手は見かけません。特にサッカーなどにしてみれば、平均以下の体でもNO.1の称号に近い選手がおられるほどなので、同じように身長の低い日本人でも世界で戦う事は可能なのです。

そうなると日本人が世界であまり活躍出来ない、外国人に勝てないのはなぜでしょうか?何か理由があるはずです。

骨格でしょうか?血筋でしょうか?ハングリー精神でしょうか?

色々な理由が考えられますが、いったい何が違うのでしょう。

スポーツメンタルトレーニング

著作者: Vector Open Stock

ジュニアやユースまでは最強日本

色々な競技のジュニアやユースの方に話しを聞くと、その世代までは世界でも日本はTOPクラスだそうです。オリンピックやプロリーグでは日本人が入賞もしていないぐらいの競技でもジュニアやユース世代の日本は強いらしいのです。

それから考えると、大人になるれば身長や骨格が外国人の方が優れたものになっていく為に、日本人が勝てないようになると思うかもしれませんが、身長などは関係なく世界のTOPで戦っている日本人アスリートが存在しています。

例えばプロテニスの錦織圭選手ですがあの方は世界戦で見ると小さいほうです。特に近年のプロテニスは高身長が有利とのことから190cm台がドンドン出てきて非常に高身長化してきておりますので、さらに小さく感じます。

それでも自分よりとても大きな選手に勝利を収め、日本人初の世界ランキングTOP10に155週もランクインし、世界で知名度の高いスポーツ選手ランキングにおいても日本人として唯一錦織圭がTOP20にランクインするほどの大活躍をしています。

私はテニスについてそこまで詳しくはありませんが、この大活躍は以前までの日本プロテニス界からすると想像も出来ないほどの事らしいです。 そのような活躍を見聞きしていると身長や体格は勿論アドバンテージにはなりますが、世界で戦うには必ずしも必要なものではないと思えます。

では、ユースぐらいまで最強の日本人が大人になると勝てなくなるのは何故か?

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決定的な目的目標設定の違い

ちょうど錦織選手の話しをしていたので、テニスでわかりやすい事例がありましたので、それを基にご説明いたします。

テニスのサーブを練習しているユースの日本人グループと、外国人グループがいる状態がありました。

始めは全員が自由にサーブを打っているのですが、そこにコーチが現れて「コントロールを意識して打つように」と指導すると大きな違いがみられます。

まず日本人の方は、コントロールの正確性を上げる為にパワーを抑えて打ちます。その為コントロールの正確性が上がります。

そして外国人の方はというと、コントロールは「意識」して打ちますがパワーは抑えずに打ちます。その為コントロールの正確性はあまり上がりません。

たったこれだけの事ですが、この違いこそが将来足元にも及ばなくなるほどの違いを生む原因になっていると思われます。

まずユース時だけの試合を考えれば、その時に一番正確なボールを打たなければならないので、コントロール優先になりパワーを抑えるのは致し方ない事です。しかし、ユース時はあくまでユース時でアスリートとして生きていくためには大人になって活躍する事ですよね。

日本人の場合はユース時にコントロールを優先するためパワーを抑えて打っているので、そのまま大人になってもコントロールを意識して打つ時にはパワーを抑えなければ打てません。

ですが、外国人の場合はユース時こそコントロールが良くないですが、パワーはそのままでコントロールよく打てるように努力します。勿論それは難しい事なのでなかなか身につかない為ユース時はコントロールの良い日本人に負けます。ですが、大人になるまでにはパワーを抑えずにコントロールの精度を上げられるようになります。

そうなるとパワーを抑えなければコントロールよく打てない日本人は、パワーを抑えずにコントロールよく打てる外国人に勝てません。

ユース時のキャリアは将来的に多少必要かもしれませんが、それでも大人になってから勝てなければ意味がありませんので、一番の目的は大人になって活躍する事です。

そのビジョンが日本人と外国人の大きな違いです。

これはある意味目的と目標の違いとも言えます。

目的は最終的に目指すもので、目標は目的を達成する為の通過点です。

日本人の場合、目的は夢のようなものになってしまい、夢はかなわなくても致し方ないというスタンスなのですが根が真面目なので目的の夢は叶わなくとも、通過点の目標は勝つように精一杯努力します。

しかし外国人の場合、夢は叶えるものであり、夢を叶える為に精一杯の努力をするので途中の犠牲は致し方ないというスタンスです。

この違いこそがユース時まで日本人が強くて、大人になると日本人が勝てなくなる大きな原因と言えます。(他にもあるかとは思いますが…)

日本人の場合はアスリートとしての夢が達成できない場合には、企業に勤めるという別の生き方が残っており、そのほうが将来安定して生活できる可能性が高いので、どうしてもアスリートの夢はあやふやになってしまいます。

勿論そういった生き方を否定するわけではなく、むしろそっちの方が失敗は少ないと思いますが、アスリートとして将来生きていく場合には目的=夢は叶えるものだと断固たる思いを持ち、その為の目標設定をしなければ大人になってから外国人に勝てないという事です。

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